初めてのアルバイトで、接客をすることになった時、まずは接客用の話し方をマスターすることから始まるかもしれませんね。
「いらっしゃいませ」のひと言でも、最初は、気持ちよく自然に使えなかったりします。
「なんだかしっくり言えないな~」という人もいれば、わりとはじめのうちから上手な人もいます。
もちろん、接客に必要な用語は、これだけではありません。状況に合わせて、うまく対応できるようになったら、一人前です。
今回は、接客用語についていくつか書きたいと思います。
マニュアルだけでは不十分な理由

アルバイトの接客用語は、場面ごとにマニュアル化されているものもあります。
「いらっしゃいませ」から始まり、「ご注文はお決まりですか?」「以上でよろしいでしょうか」など、決まった言い回しがあります。
お店のメニューや、サービスの利用方法を説明するため、きちんと覚えておく必要があります。
とはいえ、相手は人間なので、いつも全く同じというわけにはいきませんね。
例えば、お客様が初めての来店の時と、何度も利用していて慣れている場合とでは、声のかけ方や説明の仕方も変わってきます。
マニュアル通りにされていると不快に感じる?

お客様アンケートには、「マニュアルのような言い方で良くなかった。」という意見が書かれることがあります。
マニュアルが間違っているわけではありませんが、「いかにも覚えて言っているだけ」だと思われると、不快に思われるようです。
言い方や表情などにそうは思っていない感じが出ていると、マニュアルにある丁寧な言葉づかいであっても効果がないのです。
例えば、「またお越しくださいませ」と言っているのに、全身から出ている雰囲気は、もう二度と会いたくないということが出ていると、お客様はがっかりしてしまいます。
自然に出てくる親切な言葉や、相手に合わせた説明をしてくれるとホッとするものですね。
丁寧過ぎても心地よくない?
丁寧で間違っていないけれど、どうも居心地の悪さを感じさせてしまうことがあります。
時には、マニュアルにはないけれども、自然な気づかいのことばがけのほうが、良い印象を与えることもあるのです。
ただし、最低限の丁寧な言葉づかいは必須だと思います。
気づかいの気持ちがあれば
接客用語がまだ完全に身についていなくても、ひと通り使えるようになっても、相手の人への気づかいがあれば、良いサービスを提供できます。
たとえ、同じ説明の繰り返しであっても、人を相手にしていることを忘れなければ、大きな失敗をしてしまうのを防げるでしょう。
やがて慣れる

家や学校では、サービス業のような言い方をすることがないので、初めて接客してみると、ぎこちなくなったりします。
やがて慣れて自然に、適切な言い方を使いこなせるようになるものです。
一度、身につけると、違うお店で仕事をしても、対応しやすくなります。
接客時の話し方も、一種のビジネススキルなので、今後も色んな場面で役立つと思います。
まとめ
仕事の場面で使われる話し方は、友達や家族と話すのとは違う形のマナーが必要になりますが、いろいろ使ってみて慣れることと、気づかいの気持ちがあれば、どんな場面でも気まずくならないようにできるでしょう。
話し方によって、クレームを予防したり和らげたり、仕事の相手との信頼関係が築けたりすることができるので、接客用語は使いこなせると、良いことがたくさんありますね。
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