冷感素材を使った布マスクや、おしゃれな布マスクなどの種類も増えてきましたが、一般的な不織布を使った使い捨てマスクが便利なこともあります。
見た目が無難で、おしゃれな布マスクに比べると、落としたり無くしたときのショックが小さく済むからです。
また、フィルター効果が高いという理由で、不織布マスクと使い分けている人もいるようです。
不織布マスクは、使い捨て用に作られていますが、洗っても溶けたりボロボロになるわけではなく、見た目としてはもう一度使える仕上がりになります。
今回は、不織布マスクを洗って使えるかについて書きたいと思います。
フィルター効果は弱くなるらしい!
基本的に、不織布マスクの包装には注意事項として、
「本商品は使い切り商品です。洗濯による再使用はできません。」
などの注意事項が書かれています。不織布マスクを洗濯すると、パッケージに書かれているフィルター効果よりも下がってしまいます。
主な原因として、水や洗剤によって、静電フィルター効果が落ちてしまうようです。湿気に弱いようです。不織布マスクは3層構造になっていて、真ん中に静電フィルターが入っているものが多いです。
また、洗っているうちに繊維がこすれて繊維の隙間が広がりやすくなるとか、汚れを落としきれない可能性があるなどの点で注意が必要だとも言われています。
たとえ、質の良いフィルター機能を持つ不織布マスクであっても、洗ってしまうと多少効果は減少してしまうようです。
飛沫予防には使えるかも
ただし、自己責任でということにはなりますが、自分が話したりするときに出る飛沫をキャッチする程度のことは、洗濯後の不織布マスクでも大丈夫かと思われます。
織目の細かくない布を使った布マスクでも、マスクをしないよりも良いとされています。ウイルス粒子まではキャッチできずに通してしまうマスクも色々あるわけですから、洗った不織布マスクもある程度の効果があるものとして使うことができるかもしれませんね。
フィルター機能を強化するために、不織布マスクの内側にガーゼなどのフィルターをプラスすることもできるかもしれません。
洗うならやさしく手洗いで
不織布マスクは、毛羽立ちやすいですので、そっと手洗いが良いです。
石鹸水にマスクを入れ、10分ほど置いてから押し洗いし、目立つ汚れは少しこすり洗してすすぎ、水を切って干すと、このようになります。
見た目は普通に使えます。
何度も洗うと毛羽立つ
何度も洗って使っていると、だんだんと毛羽立ちが目立つようになります。
顔にあたる部分で、毛羽立ったところが気になるようになって、かゆくなったりするので、使いにくくなります。
洗って使うことができるとしても、毛羽立ってくるまでになるでしょう。
立体構造だと着け心地が良い
コロナ流行の期間が長くなってきて、マスクのバリエーションが増えてきました。顔色が良く見える「血色マスク」や、「立体構造のマスク」が次々と販売されています。
立体構造だと、マスクの内側が肌に触れる部分が少なくなり、より快適になりました。また、顔の凹凸にフィットして隙間から空気が入るのを防ぐ効果が高くなっています。
立体マスクをしている人もよく見かけるようになりました。
【立体マスク】
【ダブルワイヤーマスク】
鼻の位置と、口のあたりの位置の2か所にワイヤーが入っているタイプのマスクです。マスクの内側の空間が広がるので快適になります。
まとめ
不織布マスクは、ほとんどが使い捨て用に設計されているので、洗って使うかどうかは自己責任で、ということになります。
多くの商品で、「洗濯して再利用できない」という表示があるからです。
フィルター効果は低下すると言われていますので、そのことを知った上で、とりあえず飛沫を飛ばさないための目的ならば、マスク不足の際などに対応できるかもしれませんね。
ゴシゴシと洗ったり、何度も洗うと不織布が毛羽立ってくるので、洗えると言っても、永久的には使えません。
使い捨てマスクの価格が下がってきたら、推奨されている「一回使い捨て」にしやすくなると思います。
いずれにしても、手洗いとマスク着用で、できるだけコロナ感染を防ぎ、また、周りの人への配慮をしていきたいですね。
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