「やりたくないなー」
という仕事でも、外せない大事な要件であることもよくあるものですね。逃げてしまいたいとまで思うようなことでも、実際に無事に終わってみれば、
「自分は仕事ができた!」
という自信につながったりします。
「やりたくないよ〜」という悩みを聞いてくれた人にしてみれば、「なーんだ、悩みを聞いて損した」と思っているかもしれません。
「うまくいって良かったね」と言ってくれる優しい友人がいると、ほっとしますね。
今回は、やりたくないという気持ちとどう向き合うか?について書きたいと思います。
やりたくない仕事とは
取りかかるにあたって、どうも気が進まない仕事というものがあります。
「今やりたくないなー」
と思うものが、大切な要件だったりするとやっかいです。
実はそれほど難しくないけれどやりたくないものもあれば、本当に手間のかかるものもあります。
人によって苦手分野が違うかもしれませんが、やりたくない面倒な仕事への対処法が上手になると、その他の仕事もはかどるようになりますね!
いくつかの対処法を考えてみたいと思います。
先に伸ばさない
やりたくないからといって、ギリギリまで何もせずに放置するよりも、できることから少しずつでも進めていくと、思ったよりも大変ではなくできてしまうことが多いです。
先に伸ばさないほうがたいていはうまくいきます。
やりたくないことをそのまま貯めていくと、やるべきことが多くなってしまって、余計にストレスが増えていきます。
「やりたくないなー」と何もしないでいる時間を減らして、少しずつ取り組んでいくと、忙しくてもたくさんの用事をこなすことができるようになります。
勢いのあるうちに、ささっとできる仕事は済ませてしまうと、「どうしてそのスケジュールでできたのかわからない」と思えるかもしれません。
ずっと手をつけずに放っておくと、そうはいきませんね。
ただ、油断するとまた元のやりたくないなーという過ごし方に戻ってしまいますので、注意が必要です。
※ 先延ばししない関連記事
やりたい、楽しい仕事にする
楽しいことだと、人の集中力や能力がいつも以上に発揮されるようです。
小さい子供は、好きではない勉強のために椅子にじっと座るのが難しくても、好きなアニメや遊びのためなら、恐ろしいくらいの集中力を発揮します。
やりたくない仕事を楽しい仕事だと、考えを切り替えるとはかどりやすくなります。
【例えば、掃除をやりたくない場合】
家が散らかっても、「掃除したくないなー」と放置したくなるかもしれません。
いつまでも掃除なしで過ごすことはできないので、やらなければいけない仕事です。
その時に、この楽しい仕事に切り替えて考えるとしたら、
【そうじのやる気がでそうなポイント】
・掃除で部屋がどんどん綺麗になっていくのが楽しい!
・部屋を掃除すると、家族や友人からの評判が良くなる!
・そうじや片付けでキレイにやせるらしい!
・家計にも余分な出費が減って効果がある!
・健康にいい!
(関連:そうじが好きになるコツは?)
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などなど、楽しみになりそうな要素をよく考えると、やりたい仕事に変わるかもしれません。
また、作業工程においても、
【そうじを楽しむ方法】
・好きな音楽をかけながらする
・誰かと一緒にする
などすると、その作業自体も楽しいものに変わってくることでしょう。
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やるべき仕事か?考えよう
取りかかる前に、
- そもそもやるべきことなのか?
- ちょっと時間を置いてからにしないと解決あるいはできない仕事か?
- 本来は、他の人のやるべきことではないか?
ということを考えます。
必要もないし、やりたくもない仕事を、嫌々するのには、無駄が多過ぎます。
「やらなければいけない!!」
という責任感からしようと思っていたけれど、「そもそもやらなければいけないことでもなく、自分で仕事を増やしてしまっていた」
ということもよくあることです。
したほうがいいかもしれない仕事は、できるに越したことはありませんが、忙しい時には後回しにできたり、する必要がないこともあるので、ここでの見極めをしっかりしておきましょう。
【例えば】
仕事がたまっている人を手伝うことは、もちろん大切なことですが、
もしも自分のプロジェクトやすべきことが終わりそうにないのであれば、手伝うことはあとに回すか、あきらめるしかありません。
自分の仕事しかしない、ということではなく、優先すべきことからそれないことが重要です。
円滑な人間関係があると仕事がスムーズに
仕事や作業の合間に、ちょっと声をかけたり、通りすがりに、手がふさがっている人のためにドアを開けるなど、自分の作業の合間にも、仲間を手伝ったり、気を配ることができるかもしれません。
ちょっとしたひと声などで雰囲気が良くなりますし、いざという時に協力してもらいやすくなり、仕事がはかどります。
一方、自分の仕事ができなくなるまで手伝いをすると、バランスが悪いです。
仲間と円滑な関係を保ちつつ、やるべき仕事からしていきましょう。
すぐに取りかかれない仕事には、計画を立てよう
漠然としていることは、なかなか始めにくいです。
何からはじめればいいかもわかりにくければ、どこで終わりかも分かりにくいです。
それで、全体で漠然としていることには、
先に、具体的に何を達成するかという目標を定める必要があります。
そうすると、何をすべきかが見えてくるようになり、先に進めるようになります。
大きな仕事が来たら、先に達成ポイントと、何をすべきかという計画を立てることから始めるといいでしょう。
すぐに取りかかれない理由として、誰かの許可を待つ必要があったり、待つ必要のあるものもあります。
あせらずに、動き出す時にはすぐに対応できるように準備しておくといいですね。
指示を待つ必要があるか、相手先との関係のあるものはすぐに取りかかれませんが、全体として、早めに計画や準備に取り掛かった方がうまくいく事柄のほうが多いので、
ただ先延ばしにするだけなのはおすすめできません。
※ 目標や計画の立て方についての記事
何もしないで解決してたけど、大丈夫?
たいてい、何もしないで解決していたら、理由として、
・しなくても困らないことだった
・元々、他の人の仕事だった
・他の人が見かねて代わりにしてくれた
ということがあり得ます。
元々は別の人がすべき仕事だったのであれば、とくに問題はないのですが、
本来は自分の仕事なのに、他の人にしてもらっていると、ちょっとした危険が潜んでいます。
「自分の仕事が減ってラッキー」
などと思っていると、あとで大変なことになります。
「いいよー」
と明るく言ってくれるうちはまだいいかもしれませんが、
度重なると、その人に負担がかかりますので、気をつけましょう。とても怒らせてしまっているかもしれません。
ちゃんとお礼を言って、その後は自分で責任を持ってすることです。
もし、その人に今後もちょっとしてもらうことになりそうであれば、きちんとお願いするようにして、いつの間にか仕事を押し付けてしまっているということにならないようにすると、円滑な関係を保てますよ。
他の人を信頼して任せる
いつも手伝うことが普通になっていると、手伝わずに自分の仕事に取り掛かりにくいことがあります。
「自分の仕事があるので」
と言って席を外せば、ほとんどの人はわかってくれます。
というより、「自分の仕事をちゃんとしてー」
と思うでしょう。
他の人のやり方が心配に思ったりしていると、気になってついつい自分も関わりたくなってしまうという場合もあります。
そんな時、そもそも、その人は手伝ってほしいと思っていないことだってあるかもしれません。
本来任されている人に委ねるのが基本です。自分のほうが上手くできるなどと思わず、信頼してやってもらう方が、全体の流れが良くなったりしますよ。
ただし、上司の仕事を手伝っているのであれば、手伝うのも業務かもしれないので、持ち場を離れる時にはちゃんと許可を取った方が良いでしょう。
まとめ
やりたくないことでも、やってみればそれほど難しくないこともあります。
先に伸ばさず、一つずつ取り組んでいくことが、近道になるのではないかと思います。
また、楽しいやりがいの仕事だと切り替えて考えると、やりたくない仕事が減って、効率が上がってストレスが減るかもしれませんね!
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