デシカント式除湿機のレビュー

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北向きの部屋の結露対策として、デシカント式の除湿機を購入しました。

デシカント式とは、ヒーターで熱してから空気中の水分をとる方法で、気温が低い季節にも強いと言われています。

(関連して、「除湿機の種類と選び方」の記事もどうぞ。)

今回は、除湿機(デシカント式)を使ってみた感想などを書きたいと思います。

コンパクトサイズを選びました

家が広くないということと、北向きの部屋や脱衣所などを中心に、いくつかの部屋で使用したいという理由で、コンパクトサイズのものを選びました。

除湿機
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パッケージにも、「これくらいがちょうどいい」と書いてありました。

その通りのことを思ってました。さすがです。

デシカント式の場合、コンプレッサー式よりも軽く、今回の小型の除湿器の重量は、3.9kgです。多少は重さがありますが、持ち運びしやすいです。

コンプレッサー式だと10kgくらいが普通なので、軽い方になると思います。

コンパクトなデシカント式の除湿機

このデシカント式の除湿機は特にコンパクトで、本体重量が3.9kgと軽いです。大きさも重量もコンパクトで持ち運びしやすいです。

音が静か

電源を入れてみると、音がとても静かです。

自宅以外のところで、コンプレッサー式の除湿機が稼働しているのを見たことがありますが、もっと作動音が大きかったです。

電気代もほぼ気にならない

比較すると、デシカント式のほうが、コンプレッサー式よりも構造上、ヒーター部分があるので電気代がかかってしまうのですが、年々改良されたり、コンパクトサイズだったりすると、電気代は思ったよりも負担にはならないです。

ずっとつけっぱなしにしなくても、4時間、8時間のタイマーがついているので、狭い場所では短時間でも大丈夫だと思います。

冬の結露やカビ対策として毎日のように、4時間タイマーをかけて使っていますが、電気代が驚くほど上がったりはしていないです。

もっと大きいタイプの除湿機で、広い範囲や、夏の時期や、よく部屋干し乾燥に使うなら、コンプレッサー式のほうが除湿機の電気代がかかりにくいので、向いていると思います。

やや室温が上がる

構造的に、ヒーターを使うので、室温はわずかに上がります。電源をつけたばかりだとあまりよくわかりませんが、しばらく経つと、部屋全体がいくらか暖かくなっています。正直なところ、10℃前後の室温であれば、多少室温が上がってくれたほうが、過ごしやすくなります。

除湿機から出てくる風は、暖房のような温かさではなくて、送風程度の温度なので、大した温度の変化は正直ないような感じがします。数時間経つと、まあまあ室温が上がるのがわかります。狭い場所で使うほうが、温度上昇が大きいです。

冬だと、少し寒い感じが和らいだのかもしれない、というくらいです。

夏の時期に、冷房の効いていない部屋で除湿機をかけると、暑く感じそうです。どうなるかは今後検証したいと思っています。

実際の除湿量

初日に使ってみたときの除湿量は、700mlでした。稼働時間は約6時間です。

取れる水分は、湿度や気温などによってかなりの差があると思います。風呂場近くで使ったので、かなり湿気が溜まりやすい場所で試しました。

別日に洗濯物を近くに置いて、4時間で420mlでした。(2021年3月実施)

【追記】

梅雨に入って、雨で洗濯物を室内に干す機会が増えました。

4時間で、320mlでした。(2021年6月実施)

パワフルさはないですが、洗濯物の乾きは早くなりますし、部屋のジメジメがなくなるので除湿効果を感じます。

凍ったペットボトルよりも除湿器の方が、たくさん除湿してくれます。

(関連:凍ったペットボトルは湿気取りにも使えるよ

洗濯物を乾かす場合

4時間タイマーと8時間タイマーがあり、洗濯物のそばで4時間除湿機をかけても、完全に乾かすまでにはなりませんでした。

コンパクトタイプの機種なので、3畳(木造)〜5畳(鉄筋コンクリート)用と書かれています。

日常の洗濯物をしっかり乾かすには少し物足りないかもしれませんね。

部屋の広さや気温にも左右されると思いますが、部屋干しのためであれば、もっとパワーのある機種にしたり、サーキュレーターや扇風機などで風通しを良くしたりするなどしたほうが、乾きが良いと思います。

とはいえ、それなりに除湿機で空気中の水分を取ってくれるので、洗濯物の乾きは早くなりました。たまに部屋干しする分には、便利が良いと思います。

あまり結露しなくなった

風呂場が近くにあって、恐ろしいくらいに結露があった北の部屋の窓に、翌朝結露がつきませんでした。

除湿機の効果があったと思います。

とても寒い日などに、もし結露がついてしまうとしても、これだけの水分を取ってくれたのなら、マシなほうだと思います。

ぞうきんで拭いて、何度も絞らなければいけないほどの結露が、少し拭くだけでほとんど水滴がなくなるなら、手間も減ります。

また、結露のひどいときには、窓だけでなく、壁紙もブヨブヨになったりしていました。部屋全体の湿度を少しでも下げることができば、カビにくくなるので、本当に助かります。

カビ対策になる

湿度が高いと、カビが生えやすくなります。カビが生えると、部屋が傷みますし、カビ臭くなったり、健康を害したりすることもあります。

カビが発生して良いことは一つもないので、しっかり除湿してカビ対策していきたいと思います。

快適な湿度

理想的な湿度は50%前後です。

湿度が高すぎるとカビが生えやすく、低すぎるとウイルスに感染しやすくなると言われています。

エアコンをかけると乾燥しやすいので、のどの乾燥を防いで、インフルエンザやコロナウイルス対策として、加湿器をかけるほうが良いこともあります。

加湿器が必要なこともあれば、除湿機をかけたいこともあります。

湿度管理は、けっこう大変ですね。

湿度を下げれると思うと安心

以前から、除湿機があったらいいな、と思っていたので、除湿機が届いてとても嬉しいです。

雨が降ったり、洗濯物を部屋で干したりすると、部屋の湿度が急激に上がったりします。

そんな時でも、湿度を下げる手段(除湿機)があるというだけで、かなり安心できます。

まとめ

コンプレッサー式にしようかと、かなり迷いましたが、今回はデシカント式にして良かったと思いました。

理由は、コンパクトでいろんなところに移動させて使いやすいこと、それほどパワーは強くないかもしれないけれど、扱いやすく、このくらい除湿してくれれば十分足りると感じました。

「これくらいがちょうどいい」というキャッチコピーの通りです。部屋干しなどでガッツリ除湿したくなったら、もっと強力なコンプレッサー式の除湿機などを検討していけば良いと思います。

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