複数のことを同時進行で作業することをマルチタスク、一つの作業をすることをシングルタスクと言います。
マルチタスクの方が効率が良さそうですが、意外とシングルタスクを積み重ねていく方が良いときもあります。
マルチタスクだと、かえって疲れてしまうこともあるようです。
今回は、マルチタスクとシングルタスクの使い分けについて書きたいと思います。
マルチタスクの利点
日常生活や仕事の中で、マルチタスクが必要になることがある場面はたくさんあります。
例えば、洗濯機を回している間に、掃除機をかけたり、料理のおかずを何種類か同時進行で準備したりなどです。
家事をするときに、マルチタスクで同時に進めていくと効率が良くなります。
このように、いくつかのことを同時にできると、時間を節約できます。
マルチタスクの限界を知る
マルチタスクですべてできれば良いのですが、人が一度に覚えておけることや集中できることには限界があります。
メモしたり、マルチタスクをシングルタスクに分けて考えることで、効率が上がりやすいです。
頭の中のワーキングメモリ容量には限りがある
一度に考えられる量は、人によっても差がありますが、限界があります。
頭の片隅に何かを残しながら作業すると、疲れる場合もありますし、覚えておけなくなって、かえって間違えたり時間がかかってしまうこともあるかもしれませんね。
その時に集中して取り組むことを絞って、一つずつ取り組む方がシンプルで効率が良くなることもあります。
覚えておけないことはメモする
なんでも頭の中に留めておければ、それに越したことはありませんが、いろいろなことをするための情報をすべて覚えておくのは至難の技です。
ポイントとなることをメモしておいて、すぐに見れるようにしておくなどすると、頭で必死に覚えておかなくて良いので、他の考えることに集中できます。
メモをしておくと、常に覚えておくという余分なことをしなくてよくなるので、頭の負担が減ります。
段取りをメモしておく
また、効率のよい段取りをメモしておくと、うっかり忘れてしまうのを防ぐことができます。
事前に段取りを考えておいて、その段階ごとに一つずつ取り組めば、結果的にはマルチタスクを上手にやり遂げたことになります。
何をするか、どんな順番でするか、などのいろいろなことを確実にするには、いくらか書き出しておくと、頭の中が整理されやすいですね。
デジタルメモと手書きメモ
メモを取るとき、デジタルとアナログのどちらを使うかも使い分けると良いです。
デジタルメモも便利ですが、手書きメモにすると、パッと目につくところに置いたり、貼ったりできますし、書くことで記憶に残りやすい、などの良さもあります。
デジタルメモのほうは、クラウド保存などで、いろんな端末でも同期させて見ることができるなどの良さがあったりもします。
用途に合わせて、使い分けると良いですね。
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マルチタスクもシングルタスクの繰り返し
することが多くなって、どこから始めたら良いかわからないことでも、段取りごとに分けて考えていくと、シングルタスクの集まりになっていきます。
コツコツと、シングルタスクを進めていくと、大きなプロジェクトも形になります。
マルチタスクが必要になる時には、シングルタスクに分けて考えたり、どんな順番で取り組んだら良いかを決めるなどの手順も合わせてすると良いと思います。
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まとめ
以前は、いかに効率よくマルチタスクをしようかと考えていましたが、最近では、一度に全部しようとせずに、一つ一つのことに集中していった方が、頭の中がこんがらがらないで良いこともある、と気がつくようになりました。
もちろん、段取りを考えて効率良くすすめることは大切ですが、一度に始めようとしすぎて、難しくて何も進まない、ということにならないようにしたいですね。
分解すれば、シングルタスクの集まりですから、一つずつ集中して進めていけるように、時々意識すると良いかもしれません。
また、段取りや、ポイントとなることをメモにして書き出すと、することを思い出す作業を省略できるので、マルチタスクもこなしやすくなると思います。
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