たくさん食べたあとに体重が増えても、数日経つとたいていは元の体重に戻ります。
このように、1日や2日たくさん食べても、それだけで急に太ったりしない人が多いです。
ところが、日常的にたくさん食べるようになると、たくさん食べることが当たり前になり、体重が増えていきます。
就職や転職、異動などで生活習慣が変わると、食生活も変わって、いつの間にか体重や体調に影響することがありますね。
食べる時間帯、量、内容などによって、太りやすくなったりします。
はじめは、「自分は太らない」と思っていても、時間が経ってみると、体重が増えてくることもよくあるので、油断は禁物です。
今回は、太り始めるまでにかかる時差について書きたいと思います。
忙しさと体重の増減
忙しいときに、体重が減る人と増える人と両極端な結果になることがありますが、どちらも生活習慣の変化によるものです。
忙しくて痩せる人は食べる量が少ない?
忙しくて体重が減る人は、「食べる暇がない」とか、「動くのでカロリーを消費して、今まで食べていた量では足りていない」という理由が多いです。
食べる量が少なくなると、痩せていきます。
忙しく仕事に集中していると、お腹が空いていることに気がつきにくくなったりします。
あるいは、途中で何かを食べれるような状況ではないと、食べたくても食べられません。
「食べたくても食べられない」という状況のほうが、キツい気がします。
アメ玉一個でも食べると、少し元気が回復したりするので、ひと口何かを食べてもいいような職場だと助かりますね。
忙しくて太る人は時間がなくても意外と食べている
一方、忙しいために太ってくる人もいます。
これは経験がありますが、忙しいので元気を出そうと思って、食べてしまうことでなりやすいです。
忙しくても、それほど多くのカロリーまでは必要としないことが多いです。
また、忙しいと思うと早く食べるので、満腹を感じる頃には、すでにたくさん食べてしまっていて、太っていくこともあります。
食べるのが早いと、太りやすい傾向にあります。
また、外食が多くなり、量が多かったり、油が多くて高カロリーのメニューをよく頼むことなどで太ることもあります。
※ 太る習慣についての記事
太り始めるまでの変化は?
たくさん食べても、最初のうちはあまり体重は変化しません。
それでも、たくさん食べることが続くと、体重が増え始めます。
このとき、なだらかな登り方ではなく、増え始めるまでは平らなままで、一定量を超えると一気に増え始めました。
1、2ヶ月してから増え始めたような気がします。
もちろん個人差がありますが、始めのうち、食べても思ったよりも体重が増えなくて安心していると、ある時期に「増えたな!」と気付き始めてから勢いがついていきます。
ちょっと太り始めるまでには時差があるようです。
(関連して、「太ったな、と感じる瞬間」の記事もどうぞ。)
体重が増えてきたな、と思ったら、しばらく前までどんな食生活をしていたかを思い出してみる必要があります。
きっと、思い当たるところがあると思います。
一度増える勢いがつくと、なかなか体重が減りにくくなります。
逆もまた同じことが言えて、やせ始めるまでにも、時間がかかります。
効果がすぐには出ないかもしれませんが、続けていると、やせ始めることができます。
体重を減らす際には、極端な方法をとると、体調をくずしたり、あとでリバウンドをしたりするので、徐々に減らす方が体にやさしいですよ。
(関連:1ヶ月で減量するのは体重の5%以内が目安)
春に体重が気になる
春になると、洋服が春服になってくるので、体型が気になり始めます。
春になる頃に、顎まわりや、お腹まわり、二の腕などに脂肪が余分についていることに気がついたりします。
※ 関連記事
冬の時期には、寒いのでエネルギーを蓄えるためにたくさん食べたり、外に出ることが減って運動不足になったりして太りやすいのかもしれません。
また、冬は、年末年始などみんなが集まって食事する機会も多く、おいしい食べ物もたくさんあるので、食べる量が増えがちです。
その時には、「食べてもあまり太らないな〜」と言いながら過ごしていたかもしれませんが、実は3月くらいになってから、少しずつ体重が増えるという結果になって表れるのでしょう。
1、2ヶ月遅れて体重が増え始めると感じるのは、春先が多いかもしれませんね。
冬の食べ過ぎは、春先に体重が増えていきやすいことがあります。
たくさん食べたあと、体重が増えなかったからといって、構わずにカロリーオーバーが続くと、あとで忘れた頃にお腹まわりが気になったり体が重くなったりしやすいですよ!
※春についての記事
まとめ
体にとって、ちょうどいい体重と食べる量があって、忙しさやストレスなどから多すぎる量を食べていると、食べ過ぎで体が疲れていきますし、食べる量が少なすぎると、元気が出ません。
一方、ちょうどいい量を取るようにすると、体の調子が良くなります。
食べたい量と、調子が整う量が違う場合があるので、自分の体の調子を見ながら、ちょうどいい量がわかるようになるといいですね。
そうすると、体調も良くなり、同じくらいの体重を維持できます。
今まではどれだけたべても平気だった人も、食生活が変わったり、年齢が上がって体質変わったりして、ちょっとした時差ののちに急に太りだすことがあるので、時々体重計に乗って、自分の体のコンディションを確認するといいでしょう。
とくに、環境が急にいろいろ変わるときには、体重の増減に気をつけたいですね。
コメント