美容院などで肩や頭のマッサージをしてもらうと、結構肩が凝っていたことに気がつくことがあります。
「けっこう凝ってますね」
などと言われると、やはりそうでしたか、と思ったりします。
自覚症状がある場合と、ない場合もありますね。
同じく肩が凝っているのであれば、気がついていない方が幸せかもしれません。
今回は、肩凝りとの付き合い方について書きたいと思います。
肩こりは蓄積される
いつもと違う慣れないことを少ししたせいで、肩が凝ることがありますが、そのような単発的な肩こりは元に戻るのも早いです。
「キツイな~」
と思っても、2、3日もすると回復してきます。
その日の晩に、しっかり湯船に浸かって温まれば、肩こりが取れてしまうこともあります。
【入浴剤】
入浴剤を入れると、さらにポカポカ温まります。
ところが、肩こりも慢性化してくると、一回や二回お風呂で温まっても、マッサージしても、簡単にほぐれなくなってきます。
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肩のコリはゴリゴリする
自覚症状の有り無しに関わりなく、肩のところが硬くなって、押すとゴリゴリっとしたコリがあるなら、それは肩こりです。
マッサージやストレッチをすると、凝りがほぐれて、だるさや痛さがなくなったり和らいだりします。
肩こりの原因になること
肩凝りの原因になることには、悪い姿勢や、特定の作業をしたため、目の疲れなど、いろいろな要因があります。
デスクワークの姿勢や目の疲れ
デスクワークなどをすると、肩が凝りやすくなります。
パソコンでの作業、字を書くこと、スマホやタブレットで細かい字を見ることなども、肩こりの原因になることがあります。
最近では、スマートフォンを見る姿勢が、首や肩が凝りやすい姿勢になりやすいと言われています。
眼精疲労により、肩こりになることもあります。
(関連して、「目のストレッチの基本的な方法」の記事もどうぞ。)
椅子に座ってする作業は、動きが少ないので、体への負担が少なそうに見えますが、同じ姿勢をずっとしていると肩凝りや腰痛の原因になりやすいので、気をつけたいですね。
悪い姿勢
斜めに体を傾けたり、頬杖をついたりしているのが習慣になっていると、左右のバランスが悪くなって体がゆがんでしまったりします。
また、猫背ぎみでも、肩が凝りやすくなります。
日頃の姿勢を良くすることも、肩凝り対策になりますよ。
時々、鏡の前に立って、歪んでいないか見てみましょう。
【姿鏡】
猫背になっているかチェックするのにも使えます。また、姿鏡があると、服のコーディネートのときや、外出の前に身だしなみを整えるときに便利ですよ。
※ 頬杖についての記事
寒さを我慢したり、重たい服を着ると肩がこる
また、寒くて肩を縮こまらせる姿勢でいたり、たくさん着込んだ服やコートが重くて、肩が凝りやすくなる人もいます。
無意識のうちに、寒さゆえに肩を縮こませていたり、防寒のための服が重かったりすると、肩に負担がかかる姿勢を長時間してしまっていることになるので、肩こりが慢性化して蓄積しやすいのです。
防寒対策をするときには、軽くて暖かい素材のほうが、肩こりの予防になります。
ダウン(羽毛)の素材や、ヒートテックなどは、軽くて暖かいです。
また、寒い時期はとくに、温かいお風呂につかることで、思った以上に肩凝りが和らぐことがあります。
※ 防寒グッズの記事
重たいバッグを持ったとき
また、持ち歩いているバッグが重かったり、片方の肩にばかりかけていて、肩が凝ることもあります。
軽いバッグのほうが、肩がこりにくいです。また、リュックサックだと左右のバランスが良いですね。
左右の肩がどちらかに傾きやすかったり、猫背気味であれば、リュックサックにしてみると背筋が真っ直ぐになる感じがするかもしれませんよ。
※ 軽いバッグについての記事
慢性化しているかの確かめ方
・ 肩を触ってみて、凝りが硬かったり、凝っている範囲が広い場合
・ ちょっとマッサージしてみても、ずっとほぐれないコリがある
・ こめかみが痛い、頭痛がする
・ 肩の凝りをぐっと押されると、ジーンと響く
これらの症状に当てはまることがあると、肩こりが慢性化している可能性が高いです。
慢性化肩コリの問題点
肩が凝っていると、どうも気分が晴れなかったり、頭が痛くなりやすいので、仕事のパフォーマンスが悪くなります。
すぐに治らないので、気も重くなります。
マッサージなどの対処法も、一回の施術で完全に治るわけではないので、治るのに時間がかかり、マッサージや整体に行くのにも費用がかかります。
肩こり対策として
・ カバンの荷物を減らして軽くしてみる
・ リュックにしてみる
・ 猫背にならないように意識する
・ 湯船に浸かったときに肩をマッサージする
・ 手や足の裏のマッサージをする
・ ストレッチや運動をする
・ スマートフォンやタブレットを操作する時間を短くしてみる
・机やイスの高さ、パソコンモニターの角度などを調整する
・ 肩が凝る作業の合間に休憩を入れるようにする
などのことをしてみると、効果が出ることがあります。
もし、仕事の作業が肩こりにつながっているのなら、その業務をやめることはできませんが、休憩を入れたり、マッサージなどで対処できるかもしれませんね。
デスクワークの場合、机やイスの高さなどの作業環境を見直すと疲れにくくなることもあります。
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まとめ
デスクワークをしていた時が、これまでで一番肩が凝ったように思います。
また、寒いと体が縮こまって、いつのまにか肩が凝りやすいです。
原因となる作業などがなくなると、改善しますが、仕事や勉強でそういう訳にもいかない時には、姿勢を直したり、休憩を入れたりお風呂やマッサージなどで、肩こりを軽減していきたいですね!
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