冬と春先には、いつもに増してマスクをしている人が多くなります。
冬はインフルエンザ予防、春先は花粉症対策としてマスクをつけている人が多いのですが、意外と冬には「温かいから」とか、時期を問わず、「すっぴん隠し」とか、「口臭をごまかしたいから」といった理由の人も混じっています。
2020年に入ってからは、新型コロナウイルス対策としてマスクすることが日常になりましたね。これまでマスクをすることがほとんどなかった人も、マスクをせざるを得なくなっています。
今回は、感染症予防のためはもちろんですが、それ以外にもある、マスクをする理由と、マスクの用途について書きたいと思います。
風邪やウイルスを他の人にうつさないため
とくに冬の時期に多い理由が、「風邪の細菌やインフルエンザのウイルスを他の人にうつさないため」ということがあります。
新型コロナウイルス対策もこの理由に当てはまりますね。
インフルエンザやコロナなどのウイルスの中には、非常に強くて、感染しやすく、症状が重くなるものもあるので、他の人にうつさないために配慮すると喜ばれます。
もっとも、もしインフルエンザであることが確かならば、家で安静にして、学校や職場や人ごみに出ないようにするのが基本です。
家で療養しているときにも、家族にうつさないように、本人も家族もマスクや手洗いを徹底すると、感染しにくくなります。
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咳やくしゃみがあるとき
咳やくしゃみが出るときにも、マスクをすると良いでしょう。
咳をするときに、細菌やウイルスを遠くに飛ばして、より多くの人に移してしまいやすい状況になります。
肉眼では確認できなくても、咳の中には小さなたんやつばが混じっていて、その中に細菌やウイルスが潜んでいます。
咳は長引きやすいですし、咳が出始めると、自力では止めるのが難しいです。もしマスクをしていれば、他の人にうつしてしまう可能性を低くできる分、咳をするときに申し訳ない気持ちを和らげることができます。
周りの人は、目の前にいる人が咳をしていると、「風邪の菌をもらいたくないな」と思う人が多いです。実際に、手やハンカチを当てたり、マスクをしてくれていれば、まあしょうがないなと思っても、何も抑えず咳を思い切りしていると、「やめてほしいな、せめてマスクをしてくれていれば」と心の中で叫ぶ人もいます。
体が丈夫な人は、病原菌に抵抗力がありますが、持病があって免疫力が弱っていて風邪をひきやすいので、気にしてしまうのもしかたのないことですね。
なかなか、「ここで咳をしないでください」と言える人は少ないので、咳が出るときには自主的にマスクをするのが親切だと思います。
風邪やインフルエンザの予防に
人混みに行くときや、近くに風邪気味の人がいるときには、予防のためにマスクをすると比較的効果が高いです。
病気で抵抗力が弱まっている人や妊婦さんなども、マスクをしていた方が良い場面がよくあります。
常にマスクをしていなくても良いかもしれませんが、近くに咳をしている人や、風邪やインフルエンザの疑いのある人が来たり、人の多いところでつけれるようにマスクの予備を持っていると安心ですね。
花粉症のため
花粉が入ると、アレルギーの人は鼻水やくしゃみなどの症状が出てしまいますから、マスクで予防するといいですね。
また、花粉症で出る鼻水はとても水々しく、鼻からすぐに流れ落ちやすいため、鼻水隠しのためにもマスクはなかなか役立ちます。
花粉症の時期が、一年の中でも一番マスクをしている人の割合が多くなると思います。
マスクに、ハッカ油スプレーをすると、清涼感があり、鼻詰まりがスーッとしやすくなるようです。夏の時期にもハッカ油スプレーは良さそうですね。
作業中のホコリを吸わないためのマスク
部屋の掃除や片付け、引越しなどの作業では、ホコリが舞いやすくなります。
肉眼で見えても見えなくても、ホコリが立つ作業をするときには、マスクをするのがおすすめです。目に見えないほど小さなホコリは特に、呼吸の時に吸い込んでしまいやすくなります。
身を守るために、埃っぽいところではマスクをする習慣にしておくと良いですよ。
洗って繰り返し使えるピッタマスクもオシャレで良いかもしれませんね。
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スッピン隠し
お化粧を簡略化するときに、マスクを利用することがあります。
顔の半分くらいはマスクで隠すことができるので、口元や鼻の周りなどのメイクを省略できます。
マスクをしているときでも、メイクを決めたいときには、目元と眉毛の部分が一番見えるパーツになります。
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眉毛は忘れずに書くのがおすすめですが、目元のマスカラは、マスクの時には、息に含まれている水蒸気の影響で、マスカラがにじんだり溶けたりしやすくなるので、あまりつけない方が無難かもしれません。
ウォータープルーフタイプを選べば、湯気でも落ちないかもしれませんが、万が一マスカラが落ちると、目の下にべっとりと黒い跡が、まるで刻みのりをつけたかのようについてしまうこともあります。
はじめのうちは、こまめに鏡や化粧室で確認し、安全性が確認された種類のマスカラだけつけるようにしましょう。
どちらかというと、まつげのエクステの方が、メイクくずれしないので、マスクとの相性は良いです。
なるべくマスクの日には、マスカラをつけない方がおすすめです。
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口臭隠し
自分の息がくさいと思うと、なかなか仕事に集中できず、ずっと気になってしまうものです。
「あんまり人に会いたくないし、しゃべらないようにしよう」と思いがちです。
口臭の原因にも色々な種類がありますが、いつもより口臭が気になる時には、マスクでフィルターをかけるのも一つの良い方法です。
人と話すときに、自分の口臭のことが気にならなくなります。
ニンニクやネギを食べたあと、胃腸の調子が悪いときになんとなく臭う口臭、歯槽のう漏やむし歯などによる口臭、ストレスでなぜか臭う口臭などを、他の人に嗅がせないようにできます。
ただし、何らかの体調の悪さのサインになっていることがあるので、口臭の原因から直して体調を整えることも忘れずにしていきましょうね。
のどが乾燥するのを防ぐため
長距離を移動中の電車やバス、飛行機の中などは、エアコンが効いていて、居眠りをしたりするとのどがとても乾燥します。
のどが渇くくらいであればまだマシで、のどが痛くなったり風邪をひきやすくなりますので、マスクで予防すると、体のコンディションを整えやすくなりますね。
同じような理由で、ホテルや家でも、のどの感想を防ぐためにマスクをすることもできます。
たくさん話すと、のどが傷みやすいので、のどを休ませるアイテムとしてマスクが使えますね。
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ファッションとして
オシャレだけのためにマスクをする人は少ないかもしれませんが、マスクをするならオシャレなものがいいということで、デザイン性のあるマスクをする人が増えてきています。
色付きや柄つき、使い捨ての付箋毛タイプから布製まで、マスクの種類は沢山あります。
気に入ったデザインのものが見つかるといいですね。
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防寒対策として
寒い冬に外に出るときには、防寒対策としてマスクをする人もいます。
コートやマフラー、帽子などの防寒グッズが一般的ですが、顔を覆うものではありません。
マスクならば、口や鼻のまわりを覆うことができ、顔の半分くらいを覆うことができます。
特に花粉症や風邪でなくても、防寒用にマスクをすることができますね。
スキーや野外での仕事の人のために、防寒用にデザインされたマスクもありますが、デザインによっては、日常使いにはちょっと目立ってしまいそうですね。
オシャレなデザインのものもありますよ。
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仕事の規定で
飲食店や医療関係などでは、マスク着用が決められているところもあります。
衛生面で、他の人にうつさない、他の人からもらわないために、予防できるところはしっかり安全対策として守っていきましょう。
また、建設現場やホコリっぽい場所での作業にマスク著用が義務付けられていることがあります。
身を守るためですので、忘れないようにして、鼻までしっかりかぶるように、正しい方法で着用しましょうね。
まとめ
マスクは、危険(病原菌やホコリ)から体を守る大変優秀なアイテムです。
昔に比べて、マスクをすることが普通になってきているので、恥ずかしがらずにどんどん使っていきましょう。
使い捨てマスクは、一年通していつでも使える場面があると思います。家やカバンの中に予備のマスクがあると安心ですね。
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